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2017年09月23日
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白山 湯ノ谷 20140510

2014年05月16日
GWは恒例になりつつある琵琶湖畔でのまったりキャンプで3日間を過ごした。
今年は娘夫婦も一緒。初めてのオートキャンプだったらしい若旦那は「野外で何もしない暇な休日」を楽しんでくれたようだった。

そんなこんなで嫁さん孝行も無事済ませ、GW明けの土日に加賀白山満喫スキー山行の計画を実行した。
数日前までの予報は土曜晴れ、日曜曇り時々雨の無情なものだったが、蓋を開けてみると二日間とも快晴の素晴らしい青空だった。まぁ土曜の烈風には少々参ったケド・・・

金曜夜にしんちゃんと白峰を目指し車を走らせる。私事ですが、僕はこの日に職場の健康診断があり胃がん検診でバリウムを飲んだのだ(汗。バリウムを飲んだ経験がある人ならわかると思うが・・・以下自粛・・。白峰まで何度か緊急停車をして(笑)明日に残らないように体調を整えて無事市ノ瀬の駐車場に到着。さすがにGW明けの駐車場は車もまばらで数えるほどしか停まっていない。いつものごとく深夜の宴の後就寝した。

1日目。
6時55分に駐車場を出発。ザックにスキーとブーツを括り付け、先ず別当出合いに向け1時間半ほどの舗装路歩き。






拍手[2回]


ザックが肩に食い込む忍耐の歩き。今回は自転車やスニーカーのデポが出来ない計画なので、軽量化の為クロックスでやってきたのだがこれがなかなか快適だった。

別当出合いに8時25分、しばし休憩の後吊り橋を渡る。
急な石段を登ってどんどん進み徐々に雪が出てきたが中飯場までクロックス行軍。ここでやっとスキーブーツにチェンジ。1560m辺りから雪が続きスキーを履いてシール歩行となった。



不動滝を望む場所でシールを張るしんちゃん。

先ほどから気になているのだが、不動滝付近から稜線に向かってロープウエイのような施設があるけど、いったいあれは何???砂防新道を歩くのは久しぶりなので全然知らなかったが、場所的にも雰囲気的にも観光用ではなさそうだし・・

軽くなったザックでガシガシ進むが標高が上がるにつれ風が出てきた。甚之助小屋までもう少しって付近では耐風姿勢をとる場面もあり、体の真正面から雪面を流れ飛んでくる氷の粒が顔を叩きツライ。



写真では穏やかに見える甚之助手前のこの斜面、実際には烈風の真っ只中。。

烈風に負けず進むも歩みは遅い。予定より少し遅れて11時10分甚之助避難小屋に到着。
10名ほどの登山者で賑わっているが、合言葉は皆「すごい風ですねぇ・・」と。
降りてきた人から情報を聞くとエコーラインはかなりの風だそうで、めっちゃ怖かったと。周りを見るとほとんどの方がここで行動を切り上げて下りていく様子・・ま~ぢですか?
まぁ危険な状況での行動は命に係わる。それが正解か。

我々の今日の計画は南竜ヶ馬場まで移動し、荷物を避難小屋にデポして油阪の頭に立って滑ること。とりあえず甚之助上部の大斜面を登り南竜まで駒を進めればいいので先に進む。

何度かの突風と氷の粒の攻撃を受けながら、そして斜面上部から音もなく転がってくる落石を気にかけながらエコーラインの基部へトラバースする。そのまままっすぐトラバースしハイマツの藪を少し漕ぐとその先に南竜山荘が見えてきた。この辺りは尾根に遮られるようで風は少し穏やかだが、逆に風が無いとまぁ暑い暑い。



南竜ヶ馬場が見えてきた。

100mほどの標高差をシールを張ったまま本日初めての滑りで12時45分に今晩お世話になる南竜避難小屋へ。残念なことに夏用の扉が開いたままで、しかも内扉からトイレの扉まで全てが開いたままで内部まで雪が入り込み積もってる・・絶句。

幸いに窓は完全に閉まってるので生活空間は広く確保されていて10人は充分泊まれるだろう。とりあえず2人分確保し、開いたままの外扉の隙間は近くにあったべニア板で何とか埋めて風が入り込むのを阻止するのに成功したが、内扉とトイレの扉は固い雪に阻まれ微動だにしなかった・・

再び外に出て軽くなったザックを背負い、油阪の頭を目指す・・つもりだったけど、直ぐそばに見える2244.0mピークのほうが近くて、しかもメローな斜面が気もち良さげぢゃない?と意見は一致し登りにかかる。



三等三角点の2244.0mピーク。帰宅後に調べると基準点名「山馬谷」との事。

計画していた油阪の頭より12m低いけど三等三角点なので格は上か。などど言い訳をしながら相変わらず強い風が吹く中をシールで登ること約30分。13時44分に頂上に到着。そこは360°の大展望!



白山御前峰がドーン。

別山や御嶽山、さらに乗鞍方面etc。飽きることのない展望を楽しんだらシールを剥がし、北西向きのまったりとした斜面にドロップイン。



スキーがよく走る極上のザラメを満喫!
お互いを撮影しながらあっという間に南竜避難小屋へ戻り、小屋の屋根でトカゲを決め込む。風は冷たいけど日差しは強いので暖かい。我慢できなくなってプシュっと開けて乾杯。

この夜の同宿はチブリ尾根を越えて到着された2人組のパーティのみで、静かな夜だった。

2日目。
昨日の突風とは打って変わって微風の快晴。
同宿の2人組は5時頃に出て行かれた。
僕らもさっさと準備を済ませ6時すぎに出発し、トンビ岩コースの谷を御前峰に向けシールで登る。さすがに早朝の雪面は固く、シールの調子が悪いしんちゃんは斜度が増すと苦戦しているようだ。
トンビ岩に7時6分。室堂には特に用は無いので立ち寄らず、真っ直ぐ進んで高度を上げ山頂直下の高天原で雪が切れた。。ちょうど同宿だったパーティが降りて来られ、本日2度目のご挨拶を交わす。北アルプスが綺麗に見えるとの情報を得て、ザックにスキーを括り付け山頂までの登りを頑張り、8時39分に白山御前峰2702.2mに到着。



御前峰山頂の石柱と大汝峰と日本海。



白山神社奥宮と別山。
東には北アルプス槍の穂先もバッチリ見えてます。

今日これまでに出会ったのは先ほどの2名のみ。今まで残雪の時期は人で溢れているGWしか来たことなかった白山だが、GWから少し外れるとこんなに静かな山になるんだと少し関心する。室堂にもその2名以外に誰の姿も見えない。

白山山頂の大パノラマを楽しんだら行動再開。雪を求めて北西の肩に向かいスキーを履くと、雪で埋まった千蛇ヶ池に向かってドロップ!ガリガリのバーンだが下界では先日の雨がここでは雪だったのだろう、綺麗なフラットなバーンでガリガリにしてはまだ滑りやすい。

このまま大汝峰の脇をトラバースして御手水鉢方面へ湯ノ谷ドロップポイントを探しながら進む。



湯ノ谷上部の広大な斜面。向こうに見えるのは七倉山。

まぁ探すといってもどこでもOKな広大な斜面なのだが・・・
という事で9時30分、大斜面のど真ん中から湯ノ谷にドロップイン!



正面左の白山釈迦ヶ岳を目指し湯ノ谷に吸い込まれる。



ここも同じくガリガリの固い斜面。時間を置いたら少しは滑りやすくなるのだろうけど、この斜面を見たら待ってられない!少しずつ慎重にターンを刻み高度を下げていくと徐々に滑りやすい雪面となった。快適快適♪テレマーク万歳!

両岸狭まったノドを落石に注意しながら無事通過。安全地帯から見上げて小休止。

ここまで来るとさすがに雪が腐って来た。しかも谷底は地雷だらけで一度は雪に埋まった地雷を踏んで大転倒。慎重に行きましょう!ヘルメット必須ですなぁ。

1900m付近のS字に差しかかったらセオリー通りシールを張って、白山釈迦岳に向かって登り返しの開始。強い日差しの下で汗をかくこと1時間と少々、11時11分に白山釈迦岳2053.2mに到着し大休止となった。



ここからは白山の大展望。2010年秋以来の白山釈迦岳からの大パノラマだ。

早めのお昼ご飯を済ませて、先ほど釈迦岳手前ですれ違った2名のパーティが帰ってこられたのと入れ違いに山頂を後にする。



少し戻って初夏にはお花畑が広がるという丸岡谷源頭に移動。しっかりと地形図で方向を確認して丸岡谷にドロップイン!



上部の広いザラメ斜面は超快適な滑りだったが、徐々に縦溝が深く刻まれた斜面となり四苦八苦しながら高度を下げていく。
洗濯板に悩まされながら進むと目の前にストンと落ちた急斜面が現れた。様子を見に行ったしんちゃんから「行ける行ける」との合図。ここが噂の丸岡谷の滝場だ。
覗き込むと滝の上部から左の斜面に何とか雪が繋がっている。



丸岡谷の滝。

慎重に渡って滝の真横の急斜面を下りたが、なかなかの緊張感だった。

さぁ、そろそろ今回のスキーも終盤に差し掛かった。谷は徐々に狭まり雪がどこまで続くかわからない。少し早めかとも思ったが1650m付近から左の台地に乗り上がり、シラビソ林の中を左へ左へと高度を下げていくといつの間にか植生が変わり、辺りは美しいブナ林に。



釈迦新道付近のブナ林。

おそらく今シーズン最後となるであろう滑りを名残惜しむように黙々と滑る二人。途中何度か雪が続かず登り返したりスキーを脱いで藪を渡ったりしながら何とか高度を下げる。
トレッキングマップエディターで印刷した地形図とスマホのGPS(フィールドアクセス)では登山道の位置が異なる。同じ電子国土のデータと言ってもフリーのtmeは旧データしかダウンロードできないのだ。最新版地形図が表示できるスマホで現在地を確認すると登山道はもう少し左のようだ。雪に行き詰まった頃にしんちゃんが赤テープを発見し1360m付近で無事登山道に合流した。
スキーをザックに括り付けて新緑のブナ林の中を急降下する登山道を歩き、林道には14時11分到着。ここのベンチでスキーブーツをクロックスにチェンジ。また重くなったザックが肩に食い込む。

我々が釈迦新道の登山口を離れ、勘違いで進行方向を逆に歩き出した時(笑)に釈迦岳山頂で出会った2人組が降りてきた。我々は機動性の高いスキーのはずなのに歩きの人とほとんど変わんないぢゃん!それに加えて思い込みで進行方向を間違えた事も含めてまだまだ修業が足りんなぁ・・(笑)

淡々と林道を歩き市ノ瀬の駐車場に到着して全ての行動を終えたのは15時を少し回った頃だった。

市ノ瀬の自動販売機で普段飲んでる発泡酒よりも高い炭酸ジュースを購入して乾杯。
白峰白山総湯で汗を流し帰路についた。


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