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2017年12月17日
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由良ヶ岳 SEA TO SUMMIT 20141116

2014年11月20日
日に日に冬に近付いていく今日この頃、久しぶりにビブラムソールを履いて山歩きを楽しんだ。
行先は由良ヶ岳へ、課題を3つ設定して挑む事にした。

早朝6時に自宅を出て、由良ヶ岳がドーンと見える由良海岸の無料パーキングに駐車して、6時35分に先ず標高0mの海岸へ向かって歩き出す。
課題のひとつは海岸線から山頂を目指す SEA TO SUMMIT だ。


由良海岸から見上げる双峰の由良ヶ岳

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早朝の由良海岸

今日の日の出は6時35分だが、由良川対岸の槙山に遮られているのでここに日が差すのは少し遅いようだ。
砂浜をしばらく東へ向かい、リゾートマンションの手前を右に折れ国道を渡って真っ直ぐ進む。
そこに鎮座されるのが由良神社。


由良神社と由良ヶ岳東峰

由良ヶ岳を見上げながら鳥居をくぐり参道を進んだら、拝殿にて日々のお見守りに感謝し、今日と今後の山行の無事を祈願する。調べてはいないけどもしかしたら由良神社のご神体は由良ヶ岳かも。
再び鳥居をくぐると右へ。直ぐをまた右へ進み踏切を渡ると刈り取りの済んだ田んぼの中の一本道。山の麓に差し掛かると辺りはミカン畑にかわる。


熟すのはもう少し先か?

子供の頃この辺りにミカン狩りに来た思い出があるが、今もまだやってるのだろうか?


登山口

国民宿舎の前を通り過ぎるとその裏手が登山口。
獣除けの柵をくぐると植林の中の登山道の始まりだが、登山道が雨水の浸食で溝状になり、這い上がるといった感じで始まるのだ。いやぁ足が短いと結構つらい登り・・(爆


登山道はほぼ杉の植林の中

所々自然林を歩くものの、登山道は圧倒的に薄暗い植林の中に続く。
林道を2回またぎ、急登の登山道を喘ぎながら進むと視界が開けて植林が終わった。


若狭湾と由良の街並み

植林帯を抜けると展望もよくなる。振り返ると眼下には若狭湾と由良の街並みが。
滑りやすい足元を慎重に進むと7時56分に稜線の鞍部に到着し、先ず東峰へ向かうため進路を左に取り約5分程歩くと山頂に到着。


由良ヶ岳東峰の祠

8時1分、虚空蔵菩薩が祀られる由良ヶ岳東峰山頂に到着。ここで今回の課題のひとつ目、SEA TO SUMMIT を達成。
そして今回の課題のふたつ目を達成することになる。それはここから見える景色にあるのだ!


眼下に広がる見事な雲海

ふたつ目の課題はこの山頂から若狭湾、そして由良川沿いに広がる雲海を見る事。
この時期の風物詩となる雲海は近辺では舞鶴五老ヶ岳や大江山鬼嶽稲荷が有名だけど、ここから見る雲海もかなりの絶景だろうと思いいろいろ調べるが情報は皆無だった。
ならば僕がこの目で確認してやろう!ということでこの日を狙っていたのだった。

とある雲海有名スポットのHPにある、雲海の発生条件とは、

【時期】
  
9月~11月 ※2月末までは見られるが、晩秋が一番発生しやすい
【時間】
  明け方から午前8時頃まで
【条件】 
 
 1.湿度が高く十分な放射冷却があること
  2.よく晴れていること
  3.朝方と日中の気温の差が大きいこと
  4.風が弱いこと

との事。
それに加え、サラリーマンには「休日と重なる」という一番厳しい条件があるのだ・・
今日はその条件が八割方叶った雲海日和のようだ。

由良ヶ岳東峰山頂は標高640m。展望は素晴らしく360度遮るものは無い。いや、双峰であるが故に西側は西峰に遮られ展望は無いから実際には270度程か?
その展望はこちら↓


海と雲海

雲海がもう少し濃いと由良川河口から若狭湾に流れ込む雲海の末端が拝めたかもしれないが、贅沢は言えない。20分程自然が作り出す絶景を楽しみ、西峰に向かて歩き出す。


尾根上の明るい道

再び鞍部へ下り、西峰へ向かう明るく広い稜線の小道を進む。
ゆるい上り坂なので小走りで抜けると左手に真新しい四阿が、更に進むと8時38分に三角点のある由良ヶ岳西峰640mに到着。


西峰から見る天橋立

こちらは三方を木々に邪魔され展望は乏しいが、海側の展望が開けていて天橋立が遠望出来る。

さあ、ここから今日三つ目の課題が始まる。地形図にある新宮へ続く破線を辿り、途中から尾根上を歩いて由良の奈具神社近くへ降りる破線に乗って車に戻るコースを行くというものだ。
このコースは全く情報が無く廃道となっていることも覚悟だが、また逆に道がない事を楽しもうって感じで挑んだ。結果的にはあっけない感じで終わったのだが・・・


踏み跡か?獣道?程度の尾根上の道

コンパスを西峰の北にある小ピーク382mにセットして方向を確認し8時42分に歩き出す。
すると藪の切れ目にピンクのテープがあり、薄い踏み跡が続いている。新宮まで続く登山道のようだ。
つい最近人が歩いたようで、所々登山靴の足跡がある。それにしてもその道はもう自然に戻っている個所も多く、テープが無ければ道を見失いそうになる踏み跡程度の道だった。

植林に変わり急な下りを転げるように標高を下げるとCo730付近のなだらかな地形になる。ここからテープのつけられた登山道から離れて、踏み跡も無い荒れた植林の中を449mの小ピークを目指す。
小ピークを越えると尾根上に踏み跡?それとも獣道か?といった感じで快適な歩きとなり、9時18分に382m手前の峠に到着。新宮側はうっすらと、由良側にははっきりと道が続いている。
コンパスを駐車場にセットして由良側に進む事しばらく、先ほどと同じピンクのテープが再び続いている。しかもつい最近整備されたようで倒木が切断されて除去してあったりするのも切り口が真新しい。
地形図にある破線は峠から尾根を下るとすぐ西に急降下しているが、テープは快適そうな尾根上に続いている。急降下する方向にはどれだけ探しても踏み跡らしいものが見当たらない。当初の計画では藪漕ぎも覚悟で!と思っていたのでどうするか少し迷ったが、、この快適そうな尾根を見せられては行かないわけには・・ってことでテープを拾って進む事にする。
少し進むと結局急な下りを転がるように下ったが、僕の現在地把握力が間違っているのか?もしかして地形図のほうが間違ってるのか?と思えて来た。よーわからん内に徐々に傾斜が緩み竹藪が出現ししばらく進むと9時48分に薬師堂跡と書かれた場所に到着。
ここからコンクリートの林道をすたこら進むと木々の間から朝とは違う角度の由良ヶ岳が望めた。


木々の間から望む由良ヶ岳

荒れたミカン畑が出現し、猪の罠を整備するオジサンに遭遇したり、「安寿と厨子王」で有名な山椒太夫の墓?があったり、人里の香りが濃くなると獣除けのフェンスに突き当たる。これをくぐるとKTRの線路をくぐる小さなトンネルへ続く小道へ。当初の予定より少し北側へ降りて来た。まっ、ええか。


奈具神社

ちょっと寄り道。線路沿いにある田んぼのあぜ道をしばらく進み、右に折れた先にある奈具神社に寄って参拝。
日々のお見守りに感謝し、今日の山行の無事をお礼と今後の山行の無事を祈願。

再びあぜ道に戻り、小さなトンネルを抜けると今朝出発した駐車場は国道のすぐ向かいだ。
しかしここはお約束、SER TO SUMMIT の締めくくりはやはり波打ちぎわだろう。車を通り越して10時22分、本日2度目の波打ちぎわに立った。

SER TO SUMMIT と言っても距離や標高差としては大して自慢できるものではないが、3つ設けた課題を達成できてなかなか満足のいく山行だった。






ところで、先ほどあった山椒太夫のは墓の件、「安寿と厨子王」はこの由良の地に伝わる伝説だが、諸説はあるが大まかこんなあらすじのお話。

蝦夷の権力者だった安寿姫と厨子王の父親は、朝廷に逆らった為に遠く筑紫の国に流された。その父を追って始まった母と二人の子供の旅は困難極まるものだった。日本海側を南下して進む途中の越後の国で3人は人買いに捕まり、母は佐渡の国へ売られ、二人の子供は丹後の国由良の山椒太夫に売られて毎日辛く苦しい労働を強いられた。ある日安寿姫は山椒太夫の目を盗み、父を探せと厨子王を逃がした。その後安寿姫も逃げることに成功するも、峠道の途中で疲労と空腹に耐えきれず死んでしまう。やがて京の都に出た厨子王は既に父親が亡くなっていたことを知るが、いろいろな出合いから出世し平正道と名のり丹後の国守に任命された。そして佐渡で盲目となった母親と涙の再開を果たす。

これに関連して遠く離れた津軽地方に伝わる丹後との因縁があるらしい。
安寿姫らの出身地である津軽にそびえる岩木山の山頂には安寿姫が祀られているそうだが、岩木山の山の神は安寿姫とも云われている。
そんなお岩木山には丹後の人間登るべからずというのがあった?ある?らしい。また、岩木山が望める周辺の海が荒れることを丹後日和と言うらしく、そんな日は「近くに丹後の国の船でもいるのではないか」と人々は噂するとか。

・・・・・よほど丹後の人間を忌み嫌っているんですね(汗

津軽の国は遠いが、いつの日かお岩木山に登る機会があるときは前もって安寿姫塚にお参りし許しを乞うてから向かうとしよう。

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