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2024年04月16日
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台高 宮川堂倉谷 前編 20120728

2012年08月01日
今年も猛暑の兆しを感じる7月末、しんちゃんと二人で台高を代表する谷と言われる宮川源流堂倉谷を遡行した。

深夜の大台ヶ原駐車場での車中の宴は2時ごろまで続き、翌朝6時起床の寝ぼけ眼で朝食をとりながら準備に掛かる。7時に駐車場を出発し7時半に大汗ブルブルで日出ヶ岳1694.9m。日差しが出て暑い!展望は霞んでイマイチ。

小休止のあと大杉谷へ向う登山道へ進み、ここから堂倉滝まで標高差800mをイッキに下るのだ。
シャクナゲ平シャクナゲ坂を黙々と下ること一時間と少しで堂倉非難小屋。林道を横切ってから激下りを転げ落ちるように下って堂倉谷出合には9時20分。
堂倉滝との再会です!何度見ても感動する迫力。

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堂倉滝18m さっそく滝つぼに入って大汗を流すべ~

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入渓はまだお預け。堂倉滝を右岸の尾根から巻くのだが、尾根上のモノレール跡に平行して進むことしばらく・・・
おかしい、こりゃ登りすぎだわ(汗
かなり戻って適当にルンゼを下ると・・FIXロープが下がったルンゼのすぐそばに下りてきた。この巻きで体力と時間を無駄に消耗した。

IMGA0583.jpg
谷に降り立つと7mの奥に落ちる30m

10時20分、12年振り2度目の堂倉谷に降り立つ。谷幅一杯の流れに身を沈めクールダウン。
2度目と言っても詳細は覚えてないので凄く新鮮(笑

早速7m滝の釜を泳ぎ右の水際を登る。
次の30m斜瀑は手も足も出ないので左岸の明瞭な巻き道で越える。
降り立ったところには6名くらいの学生さんと思しき先行パーティー。先に行かせて頂く。

IMGA0593.jpg
大釜の3段斜瀑8mを泳いで取り付くしんちゃん。

ここでまたベテランと思しき先行パーティが左の岩に取り付いている。日出ヶ岳と堂倉小屋で一緒になった方達のようで、我々がモノレール脇を徘徊していた頃に先を越されていたようだ。

しんちゃんは大釜を泳ぎ我が道を行くが、ウエットスーツを着てても寒いそうで、敗退して戻ってきた。
ここは正規のルート、左の岩に取り付く。
この辺りが中七ツ釜と呼ばれ、滝と釜の連続。

IMGA0595.jpg
10m斜瀑

続く10m斜瀑は滝の右脇を。
取り掛かりは楽勝気分で登るが、上部に近づくにしたがって傾斜がきつく怖い・・目の前にぶら下がるFIXロープにしがみ付く(笑
ウオータースライダーで釜に落ちることなく無事に上がれたし、日当たりもイイし、時間も適当だし、って事で、滝上の岩場でランチタイム。
昨晩餃子の王将で仕入れたから揚げとコンビニおにぎり。ここまでず~っとザックの中からイイ匂いが漏れてて凄く気になってたのだ。

ランチスペース?を一番に抜けて、アザミ谷出合には12時33分。
本流を進むと奥七ッ釜の入り口である門の滝が!

IMGA0600.jpg
門の滝2段8m

取り付けるか?高いとこから見てみるが、狭く凄まじい流れを突破する気力も体力も技術も持ち合わせて居ないのであっさり右から越える。と、12時51分、かの有名な景勝地?奥の七ッ釜の始まり!

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ここに来た人しか見ることが出来ない(当たり前か)なかなか神秘的な光景だ。
この光景を的確に伝えることが出来る文章力とカメラの腕前が欲しい・・

さて、昨日から大台の天気予報をチェックしていると、13時から17時までが1mmの雨の予報だった。
入渓した頃から雲が出ていたが、なんと予報通り雨粒がパラパラと落ちてきた。
時々強くなる雨の中、どうせ濡れるので雨具を着ることも無く進む。

IMGA0607.jpg
小雨の中の15m斜瀑

15m斜瀑は右岸から左岸に滝の流れの中を渡り左岸を登るが、結構ツルツルで四つんばいになって登った。
この後も釜を泳ぎ滝を登り、しばらく歩くと13時48分堰堤に。
堰堤を左から巻いて河原を歩くことしばらく、頭上を林道の橋が横切る。
まだ時間は早いので、明日のことも考えもう少し進もう。

IMGA0613.jpg
いつの間にか雨も上がり、谷に陽が射して幻想的な雰囲気

ゴーロを黙々と進み地池谷出合。ここも良いけどもう少し進み、大きな淵の下の右岸側、流れから1mほど上の僅かな砂地を整地して今夜のテン場とする。すぐ上には林道があってエスケープも容易だ。

タープを張って薪拾い。淵で今夜の食材を狙うが、ちっちゃいのが一匹目印を追っかけただけで坊主に終わる(涙
ビールで乾杯し、少し明るいうちから焚火の宴は始まるのであった。

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しっかし、しんちゃんが担ぎ上げてくれた上バラは今まで食べた焼肉の中で最高の味だった!
感謝感謝。

2日目に続く
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