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2024年04月20日
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空中回廊 弥山川から八経ヶ岳へ その2

2009年10月15日
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少し進むと吊り橋が現れ13時20分に狼平の非難小屋に到着。

2階立てログの立派な小屋で、泊まるには快適でしょう。でも我々はもう少し先に進みましょう。
ここを横切る登山道を左へ行けば弥山へ、右に行けば高崎横手を経て八経ヶ岳に登りますが、小屋横からまた河原に降りて真っ直ぐ上流へ進みます。

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狼平から上流は滑床が続きこれまでとはうって変わった流れの中、小屋から100mほど進んだ右岸に幕営適地を見つけ、ザックを下ろし早速ビールを川で冷やします(笑)。

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落ち葉と苔のふかふか絨毯の上にテントを設営し、焚き火の準備を済ませたらしばしテントの中でお昼寝。

資材?を運んでるヘリが何度も真上を通過するのでウルサイけどシュラフに入って30分ほど爆睡し、目が覚めると既に2人は焚き火に点火してました(遅刻)。

満天の星の下、焚き火と酒と美味い鍋の至福の時間を過ごし21時頃就寝。酒と疲れのおかげで寝つき早かったのですが、あまりの寒さで目が覚めて時計を見ると0時ちょうど・・雨具を着込んでザックを空にして足を突っ込み、それから寝たのか寝てないのか良くわからん状態で朝を迎える。

 

2日目朝は快晴。で思いっきり寒い!放射冷却ですねきっと。温度計は0℃を指してます(汗)そして辺りには霜が降りてますよぉ。寒いはずだわこりゃ・・しかもシュラフはカバーがあるとは言え夏用のペラペラなやつだったし・・


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朝食と片付けを済ませ7時45分、出発します。しばらく小滝と淵が続く日本庭園のような美しい流れの中を進み、太陽の光が谷の中に射してきてやっと体が完全復活しました(爆)

先の二股を右の八剣谷に進路をとります。


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水が切れて岩で埋め尽くされたガレ場を息を切らして登ります。

地形図コンパス高度計を駆使し、目指す八経ヶ岳をロックオンして奥の二股を左へ。



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ガレ場が終わると立ち枯れしたトウヒの中を進みます。足元は柔らかい苔でおおわれています。

堂倉谷の最後の詰め大台ヶ原もこんな感じでしたねぇ。



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コンパスの指す方向を忠実に進むとひょこんと奥駆道に出て、それを股いでしつこく真っ直ぐ行きます(笑)

でも最後は登山道を歩いて9時5分、近畿最高峰「八経ヶ岳1914.9m」に到着。コンパスはピッタリと三角点を指していました。

ビールで乾杯!しばし展望を楽しみます。

 

下りは奥駆道から頂仙岳ナメリ坂と繋いで、テープを頼りにカナビキ谷に向かい、植林と自然林の中を交互に下り、最後は仕事道のようなつづら折れを下って林道に到着。そのまま進んで出発地点の熊渡には13時20分でした。

 

もしも次にまた行く機会があれば、もう少し早い時期に出来るだけ水際を攻めて行きたいと思うコースでした。

 

当初はトレッキングのカテゴリーにしようかと思いましたが、渓流シューズを履いての山行だったので沢登りのカテゴリーとしました。

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