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2024年11月23日
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白山 石徹白川 初河谷~倉谷 20121007
2012年10月10日
朝の光の中を石徹白川沿いの林道を進み、7時前に初河谷出合の駐車場にvivioを停めて準備する。
昨晩は深夜2時に白山中居神社に到着し、狭い軽の中での仮眠だったが4時間しっかり寝たので寝不足感は全く無い。
久々のソロでの沢山行。装備は出来るだけシンプルにしたのでザックは軽い。
大きな獣に出くわさないようにハーケンの束をわざとチャリチャリ言わせながら草の生い茂った遊歩道を歩く。
何年か前に八反滝に来たときはもっと手入れの行き届いた遊歩道だった覚えがあるが、今はあまりハイカーが訪れていないような感じ。
駐車場から25分で八反滝30mに到着。
八反滝30m
以前どこかで75mとか50mとかの記録があったと思うが、手元の資料には30mとある。
いろいろ調べてみると一反は約46mだそうだから、名前の通りに見ると368mあることになるけど・・(笑
実際30mよりも高そうに見えるけどなぁ。
昨晩は深夜2時に白山中居神社に到着し、狭い軽の中での仮眠だったが4時間しっかり寝たので寝不足感は全く無い。
久々のソロでの沢山行。装備は出来るだけシンプルにしたのでザックは軽い。
大きな獣に出くわさないようにハーケンの束をわざとチャリチャリ言わせながら草の生い茂った遊歩道を歩く。
何年か前に八反滝に来たときはもっと手入れの行き届いた遊歩道だった覚えがあるが、今はあまりハイカーが訪れていないような感じ。
駐車場から25分で八反滝30mに到着。
八反滝30m
以前どこかで75mとか50mとかの記録があったと思うが、手元の資料には30mとある。
いろいろ調べてみると一反は約46mだそうだから、名前の通りに見ると368mあることになるけど・・(笑
実際30mよりも高そうに見えるけどなぁ。
さてと、休憩もそこそこに巻きにかかる。
右岸の草付き泥壁の急斜面を這い上がり、モンキークライムも交えて高度を稼ぎ、きわどいトラバースと藪こぎでジャスト滝の落ち口に降り立つ。
谷を少し登ると左から枝谷が綺麗な滝となって落ちている。
しばらくゴーロを歩くと流木に密生していたのは・・
食えるんかな?
初河谷には地形図に滝マークが4つもある。その滝を越えると上部には白山系ではここの他に無いと言われる素晴らしい絶景が広がると言う。
小滝を何個か越え、徐々に両岸が立ってくると2つ目の滝が見えてきた。
以前来たときはここで引き返したのだ。
高巻きがおっくうだったから?一人全くの藪の初心者が居たから?自分的には何故だかよくわからんまま八反滝左岸を少し下って懸垂し、滝見台のベンチで怪我人の搬送訓練をした覚えがある。
2番目の滝 25m
両岸が被り気味に立って突破に悩む。空身だったら右の岩に取り付けそうだが、一人なのでムリは禁物。
少し戻って右岸の草付きに取り付く。束ねた草にしがみ付き、木の根を頼りに斜上すると、あっさりと滝上に。
笹の斜面をズルズル下って落ち口に出た。
滝の上はそれまでよりも開けた感じで明るいが、相変わらずのあまり変化のないゴーロ。
黙々と進むと3番目の滝が。
3番目の滝 10m
9時38分、日が射してポカポカ気持ちイイ。ここまでたいした休憩もしていないので小休止。大福を頬張る。
ここは右岸を小さく巻いた。
またまた小滝がポツリと出る程度のゴーロを進むと4番目の滝のお出まし。これは地形図に表記してない滝かな。
4番目の滝 8m
これは滝身左を、軽くシャワーを交え簡単に直登。やっと沢登りらしくなった(笑
4番目の滝を越えるとすぐに5番目の滝のお出まし!
幅広で太陽の光を浴びてキラキラ美しい。
5番目の滝 8m
これも左脇を直登するが、ちょっと落ち口がいやらしい。
今日の水量は多分少なめかと思うが、これ以上多いと落ち口を越えるのが難しくなると思える。
今日は絶対にパンツは濡らさないぜぇ~。と、ワイルドに心に決めていたのだが、結局この落ち口を越えるのに腰下ずぶ濡れに(笑
「ひえ~っ!冷てぇ~っ!」と一人叫びながら無事クリアすると・・10時30分、目の前にその絶景は広がった!
右へ左へと曲がりながら延々と続くと思われるナメ床。
何年思い続けたのか?やっと会えました。この景色に会う為にここまでやってきたのだ。
一旦何でもない河原状になり、時々小滝が出現するが、川底や転がる石がヌルヌルと滑りやすくなる。何だこりゃ?
徐々に緑色の苔が増えてきて・・
またナメ床が出現するも、川底を一面を苔に覆われた不思議な光景に・・
苔に覆われた川底と・・
苔に覆われた小滝・・
フワフワの苔の絨毯をヒタヒタと進む。
今回の計画は丸山1786.0mとその南西にある1659.0mの間の鞍部を越えて隣の倉谷に降り立ち、適地でビバーク。翌日は倉谷を下降するというもの。
その鞍部に向う枝谷はこの辺りにあるはずだ。
すると目の前奥の方にまた苔の滝が現れた。
苔の滝 6m
時間はお昼前。とりあえずあの滝を登って上で昼食としよう。簡単に直登して標高1500mで大休止。
地形図を確認すると少し戻った辺り、1480m付近の右岸にその枝谷はあったはず、確認しながらここまで登ってきたが、たぶんあれだろうと思われるところまで昼食後に引き返す。
方向を確認しながら藪っぽい細い流れに入る。傾斜が増すと直ぐに水が切れ、ヒーコラ言いながらササのトンネルとなったガレた溝を進む。
次第にササ藪に突っ込む形となり漕ぐ事1時間、何か重大なミスを犯しているようだ。標高が1600mを越えたのに傾斜が一向に緩まない。方向を確認すると、どーも右寄りに進んでいるようで真北に向かっている。太いササの猛攻に喘ぎながら、絡まるササから逃れる為に変な姿勢になると太股が悲鳴を上げる(泣
少し上昇しては左に必殺ローリングトラバースをかます(笑。
するとパッと視界が開けて1650m付近の尾根に出た。ふぅ・・目指した鞍部は50mほど向こうに見えている。
予定よりも標高+距離で80m以上も余分な仕事をしてしまい、読図と藪漕ぎの未熟さを痛感する次第だった。
方向を再度確認し、倉谷側のササ藪を左へ左へと激下ると細いガレとなり、徐々に水の流れが。
14時23分、無事倉谷の1450m付近に降り立った。
倉谷は地形図には1350m付近に滝マーク。事前の調べによると、ここの滝群はなかなか手強く遡行時はほとんど巻きになるとか。ということはそれまでに、まぁ時間も時間だし早めに幕営適地を探さなきゃならない。
15時10分、右岸の少し上の草むらに一人分のテントに丁度いい位の台地を発見。
辺りには流木もそこそこ転がってるし、幕営地としては願っても無い場所。
早速ザックを降ろし、刈った草を敷き詰めてテントを設営。
薪は少し湿っぽく、安定するまでに少々難儀したが、何とか焚火の宴は盛大に開催出来た。
満天の星空の下での焚火の宴
夏用のペラペラシュラフに軽量化の為シュラフカバー無し。夜中から朝方にかけてはかなり寒かった。
翌朝は快晴!7時10分出発。
しばらく進むと出ました!最初のナメ滝。
多段のナメ滝 全体で見るとかなり大きい
右へ左へと降り易い脇の斜面をササや木を掴んでクライムダウン。
すると出ました!大滝が。
懸垂で降るが50mロープでギリだった。
下から見上げる。
少し間を置いて谷幅いっぱいの4m。飛び降りるには高すぎるが、ロープ出して懸垂ほどでも・・・
いやいや、半分ロープ出し懸垂。
そして溝状の2mが続く。
上部は流れをまたいでステミングで下り、力尽きたところから細い釜にドボン。
画像の下部はこの寒いのにウオータースライダーで釜にドボン。。
10m斜瀑の懸垂は緊張した。
理想の支点が無く、微妙なアンカーを使い落ち口をまたいで懸垂。
この滝群の中でもう一つ10mくらいのを懸垂したはずだが画像が無い。写してなかったっけ?
と、楽しみながら無事に滝群を通過。
まだ出るか?とロープを首に掛け歩くが、所々溝状のナメとか不思議な模様の岩場とかが出てくる程度で
あまり見せ場も無く、ゴーロを延々と歩き時間が過ぎる。
10時40分。大釜の4mは十字を切って耳につばを付け飛び込み。
盛夏なら気持ちいいだろうが・・・10月ともなるとちょっと・・・
最初の古い石積みの堰堤には10時50分。
この後またまたゴーロが続き崩れた堰堤を通過。そろそろ終了か?と思い地形図を見るがなかなかどうして、先はまだ長そうだ。
滑りやすい河原を右へ左へ。・・そろそろゴーロにも飽きてきた(笑
比較的新しい堰堤を簡単に下り、暑くなったので雨具を脱ぐ。
すぐ下の堰堤は右岸の藪に突っ込んで・・・と、明瞭な踏み跡が続き、林道となったら小走りで進む。
石徹川沿いの林道には11時27分、そこから20分舗装路をすたこら進むと初河谷の駐車場に無事到着。
そろそろこのグローブにはヒマを出してやるか。。
帰りに白山中居神社前の広場に賑やかな人ごみがありビックリ。
石徹白コミニティ?だったっけ?いつの間にか食事が出来る場所が出来てた。
何も無いのが売りの石徹白だったのにね(笑
全く人に会わない静かな山であった。そして真に充実した2日間であった。
今回、家族の事情で中々出にくい状況の中、快く外出させてくれた嫁さんに感謝。
右岸の草付き泥壁の急斜面を這い上がり、モンキークライムも交えて高度を稼ぎ、きわどいトラバースと藪こぎでジャスト滝の落ち口に降り立つ。
谷を少し登ると左から枝谷が綺麗な滝となって落ちている。
しばらくゴーロを歩くと流木に密生していたのは・・
食えるんかな?
初河谷には地形図に滝マークが4つもある。その滝を越えると上部には白山系ではここの他に無いと言われる素晴らしい絶景が広がると言う。
小滝を何個か越え、徐々に両岸が立ってくると2つ目の滝が見えてきた。
以前来たときはここで引き返したのだ。
高巻きがおっくうだったから?一人全くの藪の初心者が居たから?自分的には何故だかよくわからんまま八反滝左岸を少し下って懸垂し、滝見台のベンチで怪我人の搬送訓練をした覚えがある。
2番目の滝 25m
両岸が被り気味に立って突破に悩む。空身だったら右の岩に取り付けそうだが、一人なのでムリは禁物。
少し戻って右岸の草付きに取り付く。束ねた草にしがみ付き、木の根を頼りに斜上すると、あっさりと滝上に。
笹の斜面をズルズル下って落ち口に出た。
滝の上はそれまでよりも開けた感じで明るいが、相変わらずのあまり変化のないゴーロ。
黙々と進むと3番目の滝が。
3番目の滝 10m
9時38分、日が射してポカポカ気持ちイイ。ここまでたいした休憩もしていないので小休止。大福を頬張る。
ここは右岸を小さく巻いた。
またまた小滝がポツリと出る程度のゴーロを進むと4番目の滝のお出まし。これは地形図に表記してない滝かな。
4番目の滝 8m
これは滝身左を、軽くシャワーを交え簡単に直登。やっと沢登りらしくなった(笑
4番目の滝を越えるとすぐに5番目の滝のお出まし!
幅広で太陽の光を浴びてキラキラ美しい。
5番目の滝 8m
これも左脇を直登するが、ちょっと落ち口がいやらしい。
今日の水量は多分少なめかと思うが、これ以上多いと落ち口を越えるのが難しくなると思える。
今日は絶対にパンツは濡らさないぜぇ~。と、ワイルドに心に決めていたのだが、結局この落ち口を越えるのに腰下ずぶ濡れに(笑
「ひえ~っ!冷てぇ~っ!」と一人叫びながら無事クリアすると・・10時30分、目の前にその絶景は広がった!
右へ左へと曲がりながら延々と続くと思われるナメ床。
何年思い続けたのか?やっと会えました。この景色に会う為にここまでやってきたのだ。
一旦何でもない河原状になり、時々小滝が出現するが、川底や転がる石がヌルヌルと滑りやすくなる。何だこりゃ?
徐々に緑色の苔が増えてきて・・
またナメ床が出現するも、川底を一面を苔に覆われた不思議な光景に・・
苔に覆われた川底と・・
苔に覆われた小滝・・
フワフワの苔の絨毯をヒタヒタと進む。
今回の計画は丸山1786.0mとその南西にある1659.0mの間の鞍部を越えて隣の倉谷に降り立ち、適地でビバーク。翌日は倉谷を下降するというもの。
その鞍部に向う枝谷はこの辺りにあるはずだ。
すると目の前奥の方にまた苔の滝が現れた。
苔の滝 6m
時間はお昼前。とりあえずあの滝を登って上で昼食としよう。簡単に直登して標高1500mで大休止。
地形図を確認すると少し戻った辺り、1480m付近の右岸にその枝谷はあったはず、確認しながらここまで登ってきたが、たぶんあれだろうと思われるところまで昼食後に引き返す。
方向を確認しながら藪っぽい細い流れに入る。傾斜が増すと直ぐに水が切れ、ヒーコラ言いながらササのトンネルとなったガレた溝を進む。
次第にササ藪に突っ込む形となり漕ぐ事1時間、何か重大なミスを犯しているようだ。標高が1600mを越えたのに傾斜が一向に緩まない。方向を確認すると、どーも右寄りに進んでいるようで真北に向かっている。太いササの猛攻に喘ぎながら、絡まるササから逃れる為に変な姿勢になると太股が悲鳴を上げる(泣
少し上昇しては左に必殺ローリングトラバースをかます(笑。
するとパッと視界が開けて1650m付近の尾根に出た。ふぅ・・目指した鞍部は50mほど向こうに見えている。
予定よりも標高+距離で80m以上も余分な仕事をしてしまい、読図と藪漕ぎの未熟さを痛感する次第だった。
方向を再度確認し、倉谷側のササ藪を左へ左へと激下ると細いガレとなり、徐々に水の流れが。
14時23分、無事倉谷の1450m付近に降り立った。
倉谷は地形図には1350m付近に滝マーク。事前の調べによると、ここの滝群はなかなか手強く遡行時はほとんど巻きになるとか。ということはそれまでに、まぁ時間も時間だし早めに幕営適地を探さなきゃならない。
15時10分、右岸の少し上の草むらに一人分のテントに丁度いい位の台地を発見。
辺りには流木もそこそこ転がってるし、幕営地としては願っても無い場所。
早速ザックを降ろし、刈った草を敷き詰めてテントを設営。
薪は少し湿っぽく、安定するまでに少々難儀したが、何とか焚火の宴は盛大に開催出来た。
満天の星空の下での焚火の宴
夏用のペラペラシュラフに軽量化の為シュラフカバー無し。夜中から朝方にかけてはかなり寒かった。
翌朝は快晴!7時10分出発。
しばらく進むと出ました!最初のナメ滝。
多段のナメ滝 全体で見るとかなり大きい
右へ左へと降り易い脇の斜面をササや木を掴んでクライムダウン。
すると出ました!大滝が。
懸垂で降るが50mロープでギリだった。
下から見上げる。
少し間を置いて谷幅いっぱいの4m。飛び降りるには高すぎるが、ロープ出して懸垂ほどでも・・・
いやいや、半分ロープ出し懸垂。
そして溝状の2mが続く。
上部は流れをまたいでステミングで下り、力尽きたところから細い釜にドボン。
画像の下部はこの寒いのにウオータースライダーで釜にドボン。。
10m斜瀑の懸垂は緊張した。
理想の支点が無く、微妙なアンカーを使い落ち口をまたいで懸垂。
この滝群の中でもう一つ10mくらいのを懸垂したはずだが画像が無い。写してなかったっけ?
と、楽しみながら無事に滝群を通過。
まだ出るか?とロープを首に掛け歩くが、所々溝状のナメとか不思議な模様の岩場とかが出てくる程度で
あまり見せ場も無く、ゴーロを延々と歩き時間が過ぎる。
10時40分。大釜の4mは十字を切って耳につばを付け飛び込み。
盛夏なら気持ちいいだろうが・・・10月ともなるとちょっと・・・
最初の古い石積みの堰堤には10時50分。
この後またまたゴーロが続き崩れた堰堤を通過。そろそろ終了か?と思い地形図を見るがなかなかどうして、先はまだ長そうだ。
滑りやすい河原を右へ左へ。・・そろそろゴーロにも飽きてきた(笑
比較的新しい堰堤を簡単に下り、暑くなったので雨具を脱ぐ。
すぐ下の堰堤は右岸の藪に突っ込んで・・・と、明瞭な踏み跡が続き、林道となったら小走りで進む。
石徹川沿いの林道には11時27分、そこから20分舗装路をすたこら進むと初河谷の駐車場に無事到着。
そろそろこのグローブにはヒマを出してやるか。。
帰りに白山中居神社前の広場に賑やかな人ごみがありビックリ。
石徹白コミニティ?だったっけ?いつの間にか食事が出来る場所が出来てた。
何も無いのが売りの石徹白だったのにね(笑
全く人に会わない静かな山であった。そして真に充実した2日間であった。
今回、家族の事情で中々出にくい状況の中、快く外出させてくれた嫁さんに感謝。
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当方は昨日今日と先日話した和名倉沢に今季のわらじ納めに行ってきました。
結果は枝沢を詰めてしまって迷うはめに...
天気が良かったので目指すピークがわかってなんとかなりましたが、下手すると遭難だからねえ。
怖い怖い!!
地形図コンパス、フル装備で臨みましたが、反省の多い沢行となりました。
まだまだ修行が必要です!!(笑)
こちらも迷った程でも無いけど似たようなもんですわぁ(笑
お互い修行に励みましょう。
いちおう沢納めのつもりで行きましたが、もしかしたら来月由良川源流に行くかも・・
いや、藪山かな・・?