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2024年11月23日
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大峰 前鬼川本流 20120902
2012年09月03日
前鬼川、それはそれは美しい谷だという。
「新人を何人か連れて行くので何処か日帰りの綺麗な沢に行こう」
と師匠T崎氏が言うので、
「ちと遠くて前夜発となるけど、前鬼川はど~お?」
「ではそうしよう!」
ということで話はまとまった。
まぁ、フタを開けてみれば、T崎氏 K上氏 しんちゃん なおくん 僕の5名と毎度毎度のメンバーだったけど。。
しかし沢は3年振りというなおくん、山で一緒になるのはホント久しぶり。
9月1日の夜、雨がパラつく上北山村の道の駅に到着。小宴のあと就寝。
翌朝は雲が多いものの、何とか持ちそう。
準備を済ませ、前鬼林道に向って車を走らせる。途中前鬼川にかかる不動七重滝の雄姿も拝めた。
林道終点では沢山の人が準備をしている。さすがは人気の谷だわ。
我々も装備を点検し、林道の鎖を跨いで少し進み、7時42分右手に見える吊橋の下から黒谷に降りる。
っとここでメンバーの大半が上流に向って歩き出すではないかっ!
おいおい(汗 ここは支流だぞ~本流はこの下っ!。地形図をちゃんと確認しようね(爆
「新人を何人か連れて行くので何処か日帰りの綺麗な沢に行こう」
と師匠T崎氏が言うので、
「ちと遠くて前夜発となるけど、前鬼川はど~お?」
「ではそうしよう!」
ということで話はまとまった。
まぁ、フタを開けてみれば、T崎氏 K上氏 しんちゃん なおくん 僕の5名と毎度毎度のメンバーだったけど。。
しかし沢は3年振りというなおくん、山で一緒になるのはホント久しぶり。
9月1日の夜、雨がパラつく上北山村の道の駅に到着。小宴のあと就寝。
翌朝は雲が多いものの、何とか持ちそう。
準備を済ませ、前鬼林道に向って車を走らせる。途中前鬼川にかかる不動七重滝の雄姿も拝めた。
林道終点では沢山の人が準備をしている。さすがは人気の谷だわ。
我々も装備を点検し、林道の鎖を跨いで少し進み、7時42分右手に見える吊橋の下から黒谷に降りる。
っとここでメンバーの大半が上流に向って歩き出すではないかっ!
おいおい(汗 ここは支流だぞ~本流はこの下っ!。地形図をちゃんと確認しようね(爆
本流までの間はウオーミングアップの区間。
空はあいにく曇りで日差しは無い。
水冷たいなぁ・・と思ってたら滑ってドボン。。全身濡れたらもう何でも来いだ。
前鬼川本流に
7時55分前鬼川本流との出合。しばらくはゴーロを進む。確かに水の色がコバルトブルーだ!
誰にでもわかる表現をすると、サイダーの色。
美しい流れの中をどんどん進むと・・
2段10m
大きな釜をもった2段10mに出会う。
右のフェイスを登る者、もっと右の立ち木の中を巻くも者、それぞれが思い思いに10mを越える。
滝上には2mほどの小滝があり、その落ち口を右岸に渡渉するのだが、対岸に飛べる?飛べない?微妙な川幅。
「足元滑ったら2段10mに吸い込まれるよ~」と脅したが、しんちゃん飛んぢゃいました(笑
変態ぢゃない残る4人は真面目にロープ張って渡渉。
120mナメ床
ここから上は川幅いっぱいに120mも続くナメ床!ウオー!思わず声がでる。
そしてさすがは人気の谷。周りには別のパーティが入り乱れ、15人くらいの人であふれてる(笑
ナメを過ぎるとコバルトブルーの釜を泳ぎ斜瀑を直登。
楽しそうなとこはあえて泳ぎ、楽しそうなとこはあえて登るのだ。
しっかし寒い。。川の流れが異常に冷たく感じる。
箱状廊下
9時30分、左岸の枝谷から滝が落ちてくる辺りで小休止。
パンをかじりながら、あまりの寒さに震えが止まらないので雨具を着込む。
前方には箱状廊下が見えている。
箱状廊下は左岸の幾つもの岩の割れ目から湧き水が噴出していて、なかなか他では見られない景色。
一番大きな湧き水を見に少し登ると、大きな横穴からドウドウと水が湧き出して滝となって廊下に落ちている。
若狭上中にある瓜割の滝もこんな感じで水が湧き出すが、その何十倍もの水量だ!
場所が場所なら観光地にもなるだろうが、苦労して遡るか登山道を歩くかしないと出会えない景色だから値打ちもあるってもんだ。
箱状廊下の湧き水帯を過ぎると水の色がコバルトブルーからエメラルドグリーンに変わる。
前に見た記録にはこんな事が書いてあった。
実際は・・確かに色が変わるのだ。そしてもう一つ、水温が圧倒的に違う事。
寒い寒いと震えていた下流だったが、ここから上の釜に浸かったら・・あれ?温泉???な訳ないよね(笑 ってくらい。
水の色も水温も、あの湧き水が水質にかなりの影響を及ぼしているんだろうとおもう。
垢離取場
釜を泳ぎ、巨岩帯を越える。ボルダームーブで遊べる岩なら幾らでもある。
斜瀑5mは釜を泳ぎシャワーで直登。
10時07分垢離取場(こりとりば)に到着。
修験者が修行に入る前に垢離を取る場所。水行をする場所だそう。
時間はまだ早い。入渓前の協議で11時を折り返しに上流を目指そうということにしていたので、小休止のあと垢離取場の淵を泳ぎ、目前の斜瀑に取り付こうとするが・・流れに押し戻されあっけなく敗退・・
奇形7m
遡ること少し、ナメの上には深い釜を持った7m。
さっきまで他のパーティもいて賑やかだった谷も、ここからは我々だけになり静かになった。
釜を泳いで這い上がり、流れのすぐ脇を直登。
岩間3m
左を巨岩に覆われた3mに行く手を阻まれる。
先ず僕がトライ。巨岩の下を潜り流れの脇へ。挟まった岩が邪魔でもう一歩が出ない。
カムをセットして振り子で超えようとするが、越えてからが手がかりが無く、流れに足元すくわれて釜に落とされそう・・
ここで後に着いてきたしんちゃんと交代。振り子で越えて、低い姿勢で登り切った!
なかなかやるぢゃないですか。
しんちゃんに手を貸してもらい、ファイトッ!イッパ~ツ!状態で僕も越える(笑
振り返ると、残る仲間は右岸を巻いて懸垂の準備中だった。
時間は終了設定タイムの11時を回った。終了点にふさわしい日当たりのいい場所を探し少し遡ると二股に到着。
深仙股谷出合だ。
右の本谷は両岸狭まった間から多段の滝となって落ちている。そそられるぅ~~!
自分的にはもう少し進みたいが、団体行動の秩序を乱してはいけない。大岩の上でランチタイムとしよう。
それぞれが思い思いのランチを取ったあと、左岸にあるはずの杣道を探して泥壁を登る。
50mほど登ると少しの平坦地が出て、更に登るとよく踏んだ明瞭な道を発見。
それをたどって垢離取場へ。念のためヒルチェックをすると・・・みんな靴の上にくっ付けてました(汗
対岸に渡り、ヒル下がりのジョニーを振ってもらって枝谷のガレを登る。
前鬼宿坊
登山道を歩き前鬼宿坊には12時37分。途中雨が強く降り出したが、宿坊の軒下で雨宿りしてると青空が覗き出し、太陽も照ってきた。
ここから林道をテクテク歩き終点の鎖へ。
終点の広場は朝よりも車があふれかえっていて、前鬼川の人気の高さが覗えた。
そして分かったこと。前鬼川は噂に違わぬ美しい谷だった。
簡単に着替えて、ヒルチェック。しんちゃん足が血だらけ(汗
しっかりチェックしたはずだったのに、走行中の車内で僕の足首に吸い付いてるヒルを発見・・(滝汗
少し南下して下北山スポーツ公園内のきなりの湯に寄るが、そこの露天風呂で突然目の前にポカンと浮かぶヒルを発見・・(爆
全てのヒルにはその場で昇天して頂いた。
空はあいにく曇りで日差しは無い。
水冷たいなぁ・・と思ってたら滑ってドボン。。全身濡れたらもう何でも来いだ。
前鬼川本流に
7時55分前鬼川本流との出合。しばらくはゴーロを進む。確かに水の色がコバルトブルーだ!
誰にでもわかる表現をすると、サイダーの色。
美しい流れの中をどんどん進むと・・
2段10m
大きな釜をもった2段10mに出会う。
右のフェイスを登る者、もっと右の立ち木の中を巻くも者、それぞれが思い思いに10mを越える。
滝上には2mほどの小滝があり、その落ち口を右岸に渡渉するのだが、対岸に飛べる?飛べない?微妙な川幅。
「足元滑ったら2段10mに吸い込まれるよ~」と脅したが、しんちゃん飛んぢゃいました(笑
変態ぢゃない残る4人は真面目にロープ張って渡渉。
120mナメ床
ここから上は川幅いっぱいに120mも続くナメ床!ウオー!思わず声がでる。
そしてさすがは人気の谷。周りには別のパーティが入り乱れ、15人くらいの人であふれてる(笑
ナメを過ぎるとコバルトブルーの釜を泳ぎ斜瀑を直登。
楽しそうなとこはあえて泳ぎ、楽しそうなとこはあえて登るのだ。
しっかし寒い。。川の流れが異常に冷たく感じる。
箱状廊下
9時30分、左岸の枝谷から滝が落ちてくる辺りで小休止。
パンをかじりながら、あまりの寒さに震えが止まらないので雨具を着込む。
前方には箱状廊下が見えている。
箱状廊下は左岸の幾つもの岩の割れ目から湧き水が噴出していて、なかなか他では見られない景色。
一番大きな湧き水を見に少し登ると、大きな横穴からドウドウと水が湧き出して滝となって廊下に落ちている。
若狭上中にある瓜割の滝もこんな感じで水が湧き出すが、その何十倍もの水量だ!
場所が場所なら観光地にもなるだろうが、苦労して遡るか登山道を歩くかしないと出会えない景色だから値打ちもあるってもんだ。
箱状廊下の湧き水帯を過ぎると水の色がコバルトブルーからエメラルドグリーンに変わる。
前に見た記録にはこんな事が書いてあった。
実際は・・確かに色が変わるのだ。そしてもう一つ、水温が圧倒的に違う事。
寒い寒いと震えていた下流だったが、ここから上の釜に浸かったら・・あれ?温泉???な訳ないよね(笑 ってくらい。
水の色も水温も、あの湧き水が水質にかなりの影響を及ぼしているんだろうとおもう。
垢離取場
釜を泳ぎ、巨岩帯を越える。ボルダームーブで遊べる岩なら幾らでもある。
斜瀑5mは釜を泳ぎシャワーで直登。
10時07分垢離取場(こりとりば)に到着。
修験者が修行に入る前に垢離を取る場所。水行をする場所だそう。
時間はまだ早い。入渓前の協議で11時を折り返しに上流を目指そうということにしていたので、小休止のあと垢離取場の淵を泳ぎ、目前の斜瀑に取り付こうとするが・・流れに押し戻されあっけなく敗退・・
奇形7m
遡ること少し、ナメの上には深い釜を持った7m。
さっきまで他のパーティもいて賑やかだった谷も、ここからは我々だけになり静かになった。
釜を泳いで這い上がり、流れのすぐ脇を直登。
岩間3m
左を巨岩に覆われた3mに行く手を阻まれる。
先ず僕がトライ。巨岩の下を潜り流れの脇へ。挟まった岩が邪魔でもう一歩が出ない。
カムをセットして振り子で超えようとするが、越えてからが手がかりが無く、流れに足元すくわれて釜に落とされそう・・
ここで後に着いてきたしんちゃんと交代。振り子で越えて、低い姿勢で登り切った!
なかなかやるぢゃないですか。
しんちゃんに手を貸してもらい、ファイトッ!イッパ~ツ!状態で僕も越える(笑
振り返ると、残る仲間は右岸を巻いて懸垂の準備中だった。
時間は終了設定タイムの11時を回った。終了点にふさわしい日当たりのいい場所を探し少し遡ると二股に到着。
深仙股谷出合だ。
右の本谷は両岸狭まった間から多段の滝となって落ちている。そそられるぅ~~!
自分的にはもう少し進みたいが、団体行動の秩序を乱してはいけない。大岩の上でランチタイムとしよう。
それぞれが思い思いのランチを取ったあと、左岸にあるはずの杣道を探して泥壁を登る。
50mほど登ると少しの平坦地が出て、更に登るとよく踏んだ明瞭な道を発見。
それをたどって垢離取場へ。念のためヒルチェックをすると・・・みんな靴の上にくっ付けてました(汗
対岸に渡り、ヒル下がりのジョニーを振ってもらって枝谷のガレを登る。
前鬼宿坊
登山道を歩き前鬼宿坊には12時37分。途中雨が強く降り出したが、宿坊の軒下で雨宿りしてると青空が覗き出し、太陽も照ってきた。
ここから林道をテクテク歩き終点の鎖へ。
終点の広場は朝よりも車があふれかえっていて、前鬼川の人気の高さが覗えた。
そして分かったこと。前鬼川は噂に違わぬ美しい谷だった。
簡単に着替えて、ヒルチェック。しんちゃん足が血だらけ(汗
しっかりチェックしたはずだったのに、走行中の車内で僕の足首に吸い付いてるヒルを発見・・(滝汗
少し南下して下北山スポーツ公園内のきなりの湯に寄るが、そこの露天風呂で突然目の前にポカンと浮かぶヒルを発見・・(爆
全てのヒルにはその場で昇天して頂いた。
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