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2024年11月23日
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台高 本沢川 黒石谷 20120825
2012年08月28日
残暑厳しく、連日不安定な天候で各地をゲリラ雷雨が襲う今日この頃。
週末は比較的安定するとのことで、少し天候に心配はあるが予定通りはるばる東京からお客様をお迎えし、台高の黒石谷を遡行した。
金曜の夜、通勤快速vivioで丹後を出発。
大阪駅の高速バスターミナル付近に駐車。約30分遅れのバスからザックひとつで降りてくるたもちゃんと合流する。
吉野へ向け走ること約2時間と少し、つのる話であっという間に某公園に到着。満天の星空が迎えてくれた。
トイレ前の広場にテントを張って小宴会の後就寝。
翌朝は快晴。朝食と準備、装備を整え車でしばらく本沢川沿いを進み黒石谷出合のすぐ向こうに駐車する。
7時13分、林道のゲートを越えて約20分、すたこらとアスファルトの道を進むと林道終点に。ここから斜面を降りて入渓。
広く穏やかな流れの中をほんの少し進むと美しい釜に6m斜瀑のお出迎え。
入渓いきなりから釜に浸かって6m斜瀑を直登。
週末は比較的安定するとのことで、少し天候に心配はあるが予定通りはるばる東京からお客様をお迎えし、台高の黒石谷を遡行した。
金曜の夜、通勤快速vivioで丹後を出発。
大阪駅の高速バスターミナル付近に駐車。約30分遅れのバスからザックひとつで降りてくるたもちゃんと合流する。
吉野へ向け走ること約2時間と少し、つのる話であっという間に某公園に到着。満天の星空が迎えてくれた。
トイレ前の広場にテントを張って小宴会の後就寝。
翌朝は快晴。朝食と準備、装備を整え車でしばらく本沢川沿いを進み黒石谷出合のすぐ向こうに駐車する。
7時13分、林道のゲートを越えて約20分、すたこらとアスファルトの道を進むと林道終点に。ここから斜面を降りて入渓。
広く穏やかな流れの中をほんの少し進むと美しい釜に6m斜瀑のお出迎え。
入渓いきなりから釜に浸かって6m斜瀑を直登。
6mを越えるとすぐに長い淵の奥に4mが掛かるゴルジュにぶち当たる。
すぐ上にも何段にも滝が掛かるようで手も足も出ない・・ここはあっさりと左に巻き上がり、仕事道に出てゴルジュ部分を通過し再び谷に降りる。
続く2条10m斜瀑は右から巻き、さらに続く小ゴルジュも右から巻き・・巻いてばっか・・
続いてのお出ましは流木が刺さる美しい12m斜瀑。
流木まで泳ぎつかまる
真っ直ぐ流木に向って泳ぎ、流木につかまって流れの中を進もうとするが・・足元ツルツルの上に流れに負けてウオータースライダーで釜に落とされそうになる(笑
落とされる前に自分で落ちて?振り出しに戻り、おとなしく滝の右から簡単に登るのであった。。
続く8mは右手から巻き、その上に見えたのは左右に分かれて落ちる夫婦滝。
広角レンズではないので全てが収まらない。よってパノラマってみた画像ごこちら↓
4つの画像をウインドウズICEでパノラマ処理
夫婦滝、たぶん左が男滝で右が女滝か?
左の斜瀑に向かい、流れの右端がシャワーで登れそうだ。一歩進むが次の手が微妙。。
そう言や、なんだか踏み後がすぐ右にあったなと直登を諦め、そちらにつられて泥壁を登るが、途中からかなり被った泥の中へ導かれ何ともいやらしくなり、抜けそうな草の束を必至に掴んで這い上がる。
・・たもちゃんは既にシャワーで先ほどのルートを抜けていて、鼻歌交じりの上から目線で僕が泥と格闘しているのを待っていた(爆
夫婦滝を越えると明神滝25mの雄姿。
右のルンゼに先行パーティーが取り付いている。
豪快な姿の明神滝25m
左岸にある大岩の下を潜りルンゼにフリーで取り付く。ホールドは豊富で日当たりもよく快適。
当然進むにしたがって高度感が増し緊張する。最上段で僕の短い手足(体は長いが)ではちと寂しい部分があり、カムのお世話になり一部人工と相成ったが、そのままたもちゃんに残しておいてあげた工作も彼には必要なかった様子。
明神滝は下からは見えない上段があり、全体で見ると30mをはるかに越える2段の滝だった。
谷に降りてしばらく進むと続いてのお出ましは扇滝。
釜を右から回り込み、滝の裏側に入って流れ落ちる水のカーテンから外の景色を見る。
そのまま滝に打たれながら斜上し、左の泥壁を巻いて滝上に出る。
この泥壁だが、バリアフリー住宅よろしく木の根が手すりのように、またこちらへどうぞと言わんばかりに出ていて、下から見上げた以上に快適に巻けた。
谷に降りて進むと右からの枝谷を見送りしばらく、小廊下の奥前方にまた白く光る瀑布が!
あれが霞滝か!?っと事前に用意した遡行図に書いてある滝45mと同定するが、いかんせん漢字に弱い二人はナニ滝か読めないww
今確認すると「かすみ滝」が正解ねっ。決してアラレ滝でもキリ滝でもなかったですわぁ、たもちゃん・・(爆
霞滝45m
近付いていくと先行パーティーが滝の中ほどにあるテラス?からロープを出し、空荷で取り付いているのが見える。
ここからぢゃどー見てもツルツルっぽく、ランニングも取れそうにない。先行者のガッツに拍手を送り、我々はシッポ巻いて右の泥壁を這い上がり、樹林帯をトラバースして滝上に降り立つ。
滝上ではちょうどリードされてた方が登りきった頃で、敬意を表して挨拶した。
霞滝を越えるとしばらくナメ床が続き、この谷最大の支流である菅平谷出合いに着く。
時間はちょうどお昼。河原でザックを降ろしてお昼の大休止。
ここの左岸にある石垣の上の広場は快適な幕営地のようだが、我々はまだ先に進みたいので腹ごしらえを済ますと再びザックを担ぐ。
幅広の美しい滝
釜を泳ぎ、釜に横たわった流木をバランスで渡り、シャワーで直登し、流れの際を斜上し、手の出ないのは巻き上がり、まさに連続して出てくる滝をちぎっては投げ、またちぎっては投げ進む。あ~楽しっv
そして目の前に立ちはだかるのが、その名も恐ろしき鬼滝20m
鬼滝20m
2条の上段が途中でひとつとなって深い釜に落ちている。
上段の2条を鬼ツノと見て名前が付いたのか?名前の割にその姿には荒々しさは無い。
中段まで滝横を登り、上段は右のフェイスをロープを出し、たもちゃんのリードで抜けた。
このフェイス、下部はホールド豊富だが上部に行くにしたがってヌルヌルに。最後は立ち木を左に斜上し樹林帯へ抜けたのだが、たもちゃんがリードしてくれなかったら戻って巻いてましたわぁ。楽しませてくれてありがとう。
鬼滝を越えると滝がちらほら程度のおとなしい渓相に。
時間は14時をまわりそうなので、そろそろ今夜のテン場を探しながら行くことに。
4m5mとこなし14時頃、我々2人には充分すぎる広さのフカフカ台地を発見。右岸側の流れよりも2mほど上で、何よりも薪が豊富な最高の場所だ。
早速薪集めとタープ設営に別れ夜の準備。
仕事が済めば余った時間はお約束、今夜の食材調達に。
遠く東京からいらっしゃったお客様の為にせめて一人一尾、贅沢を言わせてもらえば刺身と焼き用に4尾ゲットしたいところだが・・
結果アマゴ刺身一人前・・
焼肉、焼き鳥、野菜カレー、焚火を囲んでのビールは美味い!今回のご飯は60点でした(汗
焚火の宴
重かった500mlビール合計5本もあっという間に無くなり、熟成ふなくち赤缶を二人で分け合う。
豊富な薪のおかげで豪勢な焚火だったが、長旅の疲れか相方は早めの就寝。あたしもそろそろ寝ますか。
深夜2時、タープを叩く雨の音で目が覚める。焚火を囲んでる時間は木々の間から星空が覗いていたのに・・・
雷鳴も聞こえず、雨の量も増水するほどの危険はなさそう。明日はどうなるか??
2日目朝7時、目覚めると相変わらずパラパラと降っている。しかし空は明るく青空も見えている。
朝食と片付け、準備を整えていると、昨日霞滝で追い越した2名パーティが目の前を横切って行った。
8時40分に我々も出発する。沢の朝としてはかなり遅い出発だが、まぁ今日の行程を考えても特に急ぐこともない。
テン場すぐ上のゴルジュ
2日目遡行開始すぐのゴルジュ。入り口の細く長い淵を見て「まぁ朝一だし、勘弁したろか」と右の泥壁を巻き上がり途中から明瞭な踏み跡をたどり滝上へ。
この頃には雨も上がり谷に日が射してきた。
明るいナメ床を過ぎ、滝はまだまだ出てくる。
15m斜瀑
出てくる4mと15mは共に水線左脇を直登。
15mを越えるとフィナーレの50mナメ床が。
ナメ床をひたひたと進むと河原状に。右の岩から湧き水が染み出て、下の淵はこれまで見てきた淵の色とは異なり透明そのもの。実に美しい。
すぐ上の二股で先行パーティと一緒になった。
お話を聞くと我々と同様、黒石岳に登って北尾根を下るそうだ。
ザックを降ろし水筒に先ほどの湧き水を汲む。無添加熱処理無し、ここでしか飲めない黒石谷天然ミネラルウオーター。
汲んでいる間に先行パーティは植林の中に消えていった。
時間を置いて我々もガチャ類を全て仕舞い、重くなったザックを担いで二股を左の谷に入る。
源流左又の黒い滝
所々倒木があるが比較的快適に、時々出てくる黒岩の滝を越えて谷を詰めあがる。
この黒い岩がこの谷の名前の由来か?
ネットで見る記録の中に「黒石谷は暗い」とか「岩が黒くうっそうとした感じ」とか言ったものがあったが、実際の谷の雰囲気は決して暗いものではなく、逆に明るく感じた。
但し、両岸が植林というのが雰囲気を暗くしていると思える。
裏比良の谷なんかもっともっと暗いもんね。
最後の水が染み出すコケの岩を越えるとズルズルの斜面に。そしてちらほら笹が出てきた。
この笹がまた根性が無く、握るとポキポキ折れやがる(怒
そして背丈を越える笹の藪を漕ぐこと少しで黒石岳南東の稜線に。稜線上の小道を左にとるとマムシがとぐろを巻いてのお出迎え(汗
谷の中とは違い真夏の低山は辛い。ついさっきまで寒い寒いと言ってたのに大汗かいて10時39分、超マイナーピーク黒石岳1348mに到着。
ここからの下山は地形図とにらめっこして計画を立てた。
地形図を見ると、ネットで紹介されている林道中間に降りるルートのほかにも、林道終点に降りるルート。黒石谷出合付近の本沢川沿いの駐車した場所に降りるロングルートも見えてくる。
3っ目のルートが面白そうだが、こう暑いと尾根歩きも億劫になるのでパスして、林道中間に降りるルートを選択。
途中で昼食をはさみ、Co800m付近を少し右により過ぎて修正したのみで、ほぼ予定通りの12時43分林道に到着。
たもちゃんと熱い握手を交わす。
車に戻り、泥が付いた服のままで入之波温泉に直行!相変わらず車は車道にまであふれ返っている。
仲間内では名物となっている?長い階段を下って秘湯で2日間の汗と泥を洗い流す。
ここからが地獄だった・・?
通勤快速vivioは普段A/Cを使わない。朝夕の涼しい時間帯に乗るのがほとんどだし、先日の暑い日中に乗ったときはもう少し効いてたように思ったのだが・・・
酷暑の大阪市内、おっさん二人乗った軽自動車の窓は全開。考えただけでも暑苦しい。
そんな車が新大阪駅に横付けされるのであった(爆
たもちゃん、遠いところお疲れ様でした。
泳いでへつって登って巻いて食して焚火して詰めて登頂して地形図読んで、沢の楽しみ満載の今回の山行でしたね。
またの機会お付き合いよろしくっ!
すぐ上にも何段にも滝が掛かるようで手も足も出ない・・ここはあっさりと左に巻き上がり、仕事道に出てゴルジュ部分を通過し再び谷に降りる。
続く2条10m斜瀑は右から巻き、さらに続く小ゴルジュも右から巻き・・巻いてばっか・・
続いてのお出ましは流木が刺さる美しい12m斜瀑。
流木まで泳ぎつかまる
真っ直ぐ流木に向って泳ぎ、流木につかまって流れの中を進もうとするが・・足元ツルツルの上に流れに負けてウオータースライダーで釜に落とされそうになる(笑
落とされる前に自分で落ちて?振り出しに戻り、おとなしく滝の右から簡単に登るのであった。。
続く8mは右手から巻き、その上に見えたのは左右に分かれて落ちる夫婦滝。
広角レンズではないので全てが収まらない。よってパノラマってみた画像ごこちら↓
4つの画像をウインドウズICEでパノラマ処理
夫婦滝、たぶん左が男滝で右が女滝か?
左の斜瀑に向かい、流れの右端がシャワーで登れそうだ。一歩進むが次の手が微妙。。
そう言や、なんだか踏み後がすぐ右にあったなと直登を諦め、そちらにつられて泥壁を登るが、途中からかなり被った泥の中へ導かれ何ともいやらしくなり、抜けそうな草の束を必至に掴んで這い上がる。
・・たもちゃんは既にシャワーで先ほどのルートを抜けていて、鼻歌交じりの上から目線で僕が泥と格闘しているのを待っていた(爆
夫婦滝を越えると明神滝25mの雄姿。
右のルンゼに先行パーティーが取り付いている。
豪快な姿の明神滝25m
左岸にある大岩の下を潜りルンゼにフリーで取り付く。ホールドは豊富で日当たりもよく快適。
当然進むにしたがって高度感が増し緊張する。最上段で僕の短い手足(体は長いが)ではちと寂しい部分があり、カムのお世話になり一部人工と相成ったが、そのままたもちゃんに残しておいてあげた工作も彼には必要なかった様子。
明神滝は下からは見えない上段があり、全体で見ると30mをはるかに越える2段の滝だった。
谷に降りてしばらく進むと続いてのお出ましは扇滝。
釜を右から回り込み、滝の裏側に入って流れ落ちる水のカーテンから外の景色を見る。
そのまま滝に打たれながら斜上し、左の泥壁を巻いて滝上に出る。
この泥壁だが、バリアフリー住宅よろしく木の根が手すりのように、またこちらへどうぞと言わんばかりに出ていて、下から見上げた以上に快適に巻けた。
谷に降りて進むと右からの枝谷を見送りしばらく、小廊下の奥前方にまた白く光る瀑布が!
あれが霞滝か!?っと事前に用意した遡行図に書いてある滝45mと同定するが、いかんせん漢字に弱い二人はナニ滝か読めないww
今確認すると「かすみ滝」が正解ねっ。決してアラレ滝でもキリ滝でもなかったですわぁ、たもちゃん・・(爆
霞滝45m
近付いていくと先行パーティーが滝の中ほどにあるテラス?からロープを出し、空荷で取り付いているのが見える。
ここからぢゃどー見てもツルツルっぽく、ランニングも取れそうにない。先行者のガッツに拍手を送り、我々はシッポ巻いて右の泥壁を這い上がり、樹林帯をトラバースして滝上に降り立つ。
滝上ではちょうどリードされてた方が登りきった頃で、敬意を表して挨拶した。
霞滝を越えるとしばらくナメ床が続き、この谷最大の支流である菅平谷出合いに着く。
時間はちょうどお昼。河原でザックを降ろしてお昼の大休止。
ここの左岸にある石垣の上の広場は快適な幕営地のようだが、我々はまだ先に進みたいので腹ごしらえを済ますと再びザックを担ぐ。
幅広の美しい滝
釜を泳ぎ、釜に横たわった流木をバランスで渡り、シャワーで直登し、流れの際を斜上し、手の出ないのは巻き上がり、まさに連続して出てくる滝をちぎっては投げ、またちぎっては投げ進む。あ~楽しっv
そして目の前に立ちはだかるのが、その名も恐ろしき鬼滝20m
鬼滝20m
2条の上段が途中でひとつとなって深い釜に落ちている。
上段の2条を鬼ツノと見て名前が付いたのか?名前の割にその姿には荒々しさは無い。
中段まで滝横を登り、上段は右のフェイスをロープを出し、たもちゃんのリードで抜けた。
このフェイス、下部はホールド豊富だが上部に行くにしたがってヌルヌルに。最後は立ち木を左に斜上し樹林帯へ抜けたのだが、たもちゃんがリードしてくれなかったら戻って巻いてましたわぁ。楽しませてくれてありがとう。
鬼滝を越えると滝がちらほら程度のおとなしい渓相に。
時間は14時をまわりそうなので、そろそろ今夜のテン場を探しながら行くことに。
4m5mとこなし14時頃、我々2人には充分すぎる広さのフカフカ台地を発見。右岸側の流れよりも2mほど上で、何よりも薪が豊富な最高の場所だ。
早速薪集めとタープ設営に別れ夜の準備。
仕事が済めば余った時間はお約束、今夜の食材調達に。
遠く東京からいらっしゃったお客様の為にせめて一人一尾、贅沢を言わせてもらえば刺身と焼き用に4尾ゲットしたいところだが・・
結果アマゴ刺身一人前・・
焼肉、焼き鳥、野菜カレー、焚火を囲んでのビールは美味い!今回のご飯は60点でした(汗
焚火の宴
重かった500mlビール合計5本もあっという間に無くなり、熟成ふなくち赤缶を二人で分け合う。
豊富な薪のおかげで豪勢な焚火だったが、長旅の疲れか相方は早めの就寝。あたしもそろそろ寝ますか。
深夜2時、タープを叩く雨の音で目が覚める。焚火を囲んでる時間は木々の間から星空が覗いていたのに・・・
雷鳴も聞こえず、雨の量も増水するほどの危険はなさそう。明日はどうなるか??
2日目朝7時、目覚めると相変わらずパラパラと降っている。しかし空は明るく青空も見えている。
朝食と片付け、準備を整えていると、昨日霞滝で追い越した2名パーティが目の前を横切って行った。
8時40分に我々も出発する。沢の朝としてはかなり遅い出発だが、まぁ今日の行程を考えても特に急ぐこともない。
テン場すぐ上のゴルジュ
2日目遡行開始すぐのゴルジュ。入り口の細く長い淵を見て「まぁ朝一だし、勘弁したろか」と右の泥壁を巻き上がり途中から明瞭な踏み跡をたどり滝上へ。
この頃には雨も上がり谷に日が射してきた。
明るいナメ床を過ぎ、滝はまだまだ出てくる。
15m斜瀑
出てくる4mと15mは共に水線左脇を直登。
15mを越えるとフィナーレの50mナメ床が。
ナメ床をひたひたと進むと河原状に。右の岩から湧き水が染み出て、下の淵はこれまで見てきた淵の色とは異なり透明そのもの。実に美しい。
すぐ上の二股で先行パーティと一緒になった。
お話を聞くと我々と同様、黒石岳に登って北尾根を下るそうだ。
ザックを降ろし水筒に先ほどの湧き水を汲む。無添加熱処理無し、ここでしか飲めない黒石谷天然ミネラルウオーター。
汲んでいる間に先行パーティは植林の中に消えていった。
時間を置いて我々もガチャ類を全て仕舞い、重くなったザックを担いで二股を左の谷に入る。
源流左又の黒い滝
所々倒木があるが比較的快適に、時々出てくる黒岩の滝を越えて谷を詰めあがる。
この黒い岩がこの谷の名前の由来か?
ネットで見る記録の中に「黒石谷は暗い」とか「岩が黒くうっそうとした感じ」とか言ったものがあったが、実際の谷の雰囲気は決して暗いものではなく、逆に明るく感じた。
但し、両岸が植林というのが雰囲気を暗くしていると思える。
裏比良の谷なんかもっともっと暗いもんね。
最後の水が染み出すコケの岩を越えるとズルズルの斜面に。そしてちらほら笹が出てきた。
この笹がまた根性が無く、握るとポキポキ折れやがる(怒
そして背丈を越える笹の藪を漕ぐこと少しで黒石岳南東の稜線に。稜線上の小道を左にとるとマムシがとぐろを巻いてのお出迎え(汗
谷の中とは違い真夏の低山は辛い。ついさっきまで寒い寒いと言ってたのに大汗かいて10時39分、超マイナーピーク黒石岳1348mに到着。
ここからの下山は地形図とにらめっこして計画を立てた。
地形図を見ると、ネットで紹介されている林道中間に降りるルートのほかにも、林道終点に降りるルート。黒石谷出合付近の本沢川沿いの駐車した場所に降りるロングルートも見えてくる。
3っ目のルートが面白そうだが、こう暑いと尾根歩きも億劫になるのでパスして、林道中間に降りるルートを選択。
途中で昼食をはさみ、Co800m付近を少し右により過ぎて修正したのみで、ほぼ予定通りの12時43分林道に到着。
たもちゃんと熱い握手を交わす。
車に戻り、泥が付いた服のままで入之波温泉に直行!相変わらず車は車道にまであふれ返っている。
仲間内では名物となっている?長い階段を下って秘湯で2日間の汗と泥を洗い流す。
ここからが地獄だった・・?
通勤快速vivioは普段A/Cを使わない。朝夕の涼しい時間帯に乗るのがほとんどだし、先日の暑い日中に乗ったときはもう少し効いてたように思ったのだが・・・
酷暑の大阪市内、おっさん二人乗った軽自動車の窓は全開。考えただけでも暑苦しい。
そんな車が新大阪駅に横付けされるのであった(爆
たもちゃん、遠いところお疲れ様でした。
泳いでへつって登って巻いて食して焚火して詰めて登頂して地形図読んで、沢の楽しみ満載の今回の山行でしたね。
またの機会お付き合いよろしくっ!
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帰宅して気づくと装備全体からなんだか燻製のような匂いが...
あ!あれね、これが焚き火の洗礼というやつかあ。
これで一丁前の沢屋の一員になれたかな?(笑)
でも、トポだけに頼る沢は確かに不自然かな?と反省しました。
二股、枝沢などを地形図から読み解く技術がないと...
少なくとも初遡行者はそれだけで抜けたんだもんねえ。
いやいや、いい勉強になりました。
また呼んでください。
僕はある事故?事件?から遡行図よりも地形図を見るようになりました。
地図読みは実践あるのみ!頑張りましょう。
一箇所思い出せないのが、絶妙なバランスで越えてロープを出してくれたあのバンド。どの辺りだったっけ?
抜けた所に大きな丸太があってボディービレーしなくて済み、一安心したのを覚えています。
実は鬼滝よりも緊張しましたね!(笑)
デジカメの画像で記憶を呼び起こすにも、らしい画像が無く、確か先行者の姿を初めて確認した後だったような・・・くらいで何処だったかサッパリ思い出せませんでした。
どんどん物忘れが酷くなって逝きます(汗
ここでは大変お世話になりましたね。
確かそのあたりのもあったと思います。
今思えば動画も撮れるんだから撮っとけば良かったなあとちと反省。
カメラが違うと(腕が違うと?)谷がもっと綺麗に写ってます。
えっと・・
TrekkingMapEditorですが、シェアウエアで復活しているようです。
http://softwareoasis.dip.jp/TrekkingMapEditor/TrekkingMapEditor.html
ご確認を。
よく考えるとプリンター買っても地図のダウンロードしか使わないし、その予算があれば地形図100枚購入できます。
(実際はそんなに買わないだろうし...)
先日スントのコンパスはゲットしました。早速これから修行いたします!!(笑)
いやあ、中身の量がすごい!!
ゆっくり見ます。
ありがとさんでした。
DVD内のデータ量は凄いけど、内容は素人以下なのであしからずです。